お店で女性を相手に20年洋服の販売をしてきましたが、重ね着をうまく着こなしに取りいれている人はあまり多くはなかったように感じます。
人がしているといい雰囲気を感じるけれど、自分でもやってみたい!とチャレンジするものの、何かしっくりくることなく重ね着をあきらめてしまうのかもしれません。
男性よりもオシャレに敏感な女性がステキと思う重ね着ですから、出会う男子が上手に重ね着をしていたとしたらどういう印象を与えることでしょう?
そうです。「この人ステキ!」「この人センスいい♪」となるのは明らかと思いませんか?
こちらでは一つの画像を見ながら重ね着について解説してみたいと思います。
ユニクロで販売されているロングスリーブの重ね着画像
以下はユニクロで使われていた重ね着の参考画像です。
襟元に注意してみてください。
カーキ色のロングスリーブヘンリーネックシャツの下に白のカットソーがチョッピリ見えると思います。
これが見えるかどうかで センスがいい着こなし かどうかを左右します。
また中から見える白のカットソーがなかったとしたら、鎖骨が見えてしまい、だらしない印象になってしまうでしょう。
襟元がしまって見えるだけでいい印象を与えることができる。これこそが重ね着(レイヤード)の1つの基本になります。
後は裾から見えたり袖からインナーが見えたりというバリエーションが使えるようになるとあっという間に都会的であか抜けた着こなしを作ることができる様になります。
お店での接客
この話はお店で女性に接客していた時のことです。
ワンピースやらスカートなど何着か試着をしてもらい、中から「ズボンとセーターが気に入ったので、2点購入します」となりました。
こうした時には「こうしたインナーは持っていませんか?」と言ってお店にあるセーターに合いそうなインナーをあわせお見せしました。
「このセーターを実際に着る時は、こうしたインナーを裾から出して、まくった袖から少し出して着てみてください」などと着こなし方の説明をし、インナーを合わせた状態で上半身に合わせたセーターとご自身を鏡で見てもらうと「うわ~こんな着方ができるのね!オシャレじゃないわたし♪」とよりオシャレな着こなしのイメージができたのか?大変喜んでもらえます。
そして、少し時がたち再来店されると「会社で着こなしを褒められた」とか「旦那にオシャレじゃんと言われた」とかで着こなしの幅が増えたことを喜んで話してくれます。
簡単に見える重ね着ですが、重ねるとどうオシャレになるのか?ということに気が付いていない方は、たとえ女性であっても知らないことが多いです。
そして接客時の提案からご自身で実際に重ね着をしてみるとオシャレ感がアップするのを実感するのであります。
メンズが重ね着をすることで得られる効果とは?
女性でもオシャレ感がグンとアップすることを知らない。または知っていてもやり方がよくわからない重ね着を男性であるあなたがサラッとさりげなく着こなしていたとしたらどうでしょう?
「うぁ!この人オシャレ♪」となるのは感覚的にお分かりいただけるのではないでしょうか?
一般的に女性は男性よりオシャレに敏感であるとされています。
それは洋服だけでなくメイクやネイルなどとこだわるところが多いことからも理解できるでしょう。
女性は意識できていても無自覚であっても異性を「自分よりオシャレな人かどうか?」「わたしに釣り合うかどうか?」と値踏みしていることがほとんどです。
「わたしは男性の見た目にはそんなにこだわらないから」という人もいるでしょうけど、無意識の中ではそう感じている可能性は高いと思います。
「見た目は9割」「理論はルックスに勝てない」などと販売されている書籍の帯に書かれて久しいですが、ビジネスパーソンであれば見た目でも勝負してほしい、とわたしは考えます。
着ている洋服は着ている人の内側を表す一番外側である=内面を表す、と感じるからです。
洋服や着こなしといった見た目は見る人の言葉になる前の感覚に強くメッセージを伝えています。
そのメッセージをより良いものとする一つの着こなし方法が重ね着というレイヤードスタイルです。
ぜひ重ね着を着こなしに取り入れていい雰囲気を作ってください。
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